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ナメクジによる死

ナメクジを悪ふざけで食べたオーストラリア男性、
8年後死亡(27才)。

原因は、ナメクジ体内にいた寄生虫・広東住血線虫症

広東住血線虫症は、「かんとん じゅうけつせんちゅう しょう」と読みます。将来、ラグビーの有力選手として期待されていた青年サム・バラードさん。

2010年、友人宅の庭でワインを飲んでいたサムさん。そのとき発見したのが一匹のナメクジ。

「これは、食べるべきなのかな?」

と言い、ナメクジを冗談半分で飲み込んでしまった。

数日後、体に力が入らなくなり、両脚に激しい痛みを覚えたという。

診察の結果は、広東住血線虫症。

この寄生虫はネズミの肺に寄生し、ネズミのフンを通じてナメクジ、カタツムリに入り込む。このナメクジを生で食べると、脳に入り込んで、髄膜炎などを引き起こすという。

サムさんは、その後重症になってしまい、1年2ヶ月もの間、昏睡状態。その後、意識が回復したが、体が動かず、24時間介護が必要となってしまった。車椅子生活をしていて、11月2日死亡しました。

通常は、広東住血線虫症は吐き気や頭痛程度で回復すると言いますが、たまにこのように重症化することもあります。

広東住血線虫症、
日本国内では2003年8月までに54例。

沖縄が33例でダントツの1位。沖縄のアメリカ人の女児1人(7才)のみ死亡。
静岡6例、神奈川2例、鹿児島2例、東京1例、大阪1例、島根1例、高知1例、徳島1例など。

広東住血線虫症の感染を防ぐには

  1. カエル、でんでん虫、ナメクジを生で食べない。普通は食べませんよね。
  2. 食べるなら、加熱処理。74℃以上で、15秒以上。エスカルゴとカエルの唐揚げとかでしょうか。
  3. これが一番恐ろしいのですが、生野菜はよく洗う。
    カタツムリやナメクジが通った後の粘液にも要注意です。