1/6(土)新聞テレビ欄の突き出し広告
〈終活に役立つ「エンディングノート」差し上げております〉
こんな広告が、新聞ではよく見られるTV番組面にありました。終活が、いかに一般的に関心を持たれてきたか分かります。
「生前相談をされた方や、来館された方に特製エンディングノートを差し上げています」とホームページにはありました。
また、この広告を出した会社は「家族葬」の会社でした。
エンディングノートと家族葬
エンディングノートは、形式的な遺言書とは違います。家族にとっては故人のすべて、故人にとっては想いの整理と家族へのメッセージです。
ところで、お葬式となんでしょうか?
人が亡くなって一番悲しむのは家族です。その家族が、故人とお別れをするための儀式がお葬式です。また、お葬式は、友人・知人のために行うものでもあります。そんなお葬式にふさわしいのが、「家族葬」です。
だから、「家族葬」とは、家族や親族、親しい友人・知人に限定して、小規模に行う葬儀形式です。
近年多くなってきた家族葬の理由
- 高齢化社会
故人が高齢になってきたため、故人の友人、会社関係の人々が減ってきているため、大きな葬儀は必要なくなった。 - 故人の意思
家族や身内だけ、ごく親しい友人だけで静かに見送って欲しい。
自分の葬儀は簡単でいい。お金をかけなくてもいい。その分は家族の足しに使って欲しい。 - 葬儀の費用
全国平均121万円の費用も、家族葬ならもっと安くすみます。
(※2017年 日本消費者協会 葬儀についてのアンケート調査より) - 自由な葬儀
家族だけなら、形式にとらわれない自分たちの思いで葬儀ができます。たとえば、故人の趣味を展示したりすることもできます。 - 家族の葬儀参列者への対応
よく知らない人や会社関係の多くの人に気を使うこともなく、静かに故人を送れるます。
家族葬のデメリット・注意点
- 参列者が少ないため、その分香典は少なくなります。出費の額をしっかり把握しておくことが必要です。
- 後で亡くなったことを知った人が、「どうして教えてくれなかったんだ」と怒ってくる。
- 後で亡くなったことを知った人が、香典を持ってお悔やみにきたり、連絡がきたりすることもあります。その都度、個別に対応することになります。
- 呼ばない予定だった人が、葬式の日を知って参列に来てしまうこともあります。
このようなことがないように、後日早めに家族葬になった理由のお知らせをしてください。たとえば、家族葬のようすを写真入りのお手紙にして送ることも良いかと思います。
終わりに
この突き出し広告のエンディングノートを取り寄せてみました。興味のある方は、ファミーユの家族葬「未来ノート」をクリックしてみてください。とても、シンプルなエンディングノートです。まずは、これを使ってみると良いと思います。