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ラミ・マレックの主演男優賞

『ボヘミアン・ラプソディ』私の違和感 ⁉︎

『ボヘミアン・ラプソディ』は2019年度のアカデミー賞で、ラミ・マレックの主演男優賞をはじめ、編集賞、音響編集賞、録音賞の4冠を獲得しました。

遅ればせながら『ボヘミアン・ラプソディ』は、2月7日に観ていました。
2018年10月23日公開されてから、ずっと満席状態が続いていたので避けていました。また、Facebook上でも、連日のごとく感想が投稿されていました。

「感激!もう一度見に行く」
「涙が止まらない」

ほとんどは、このどちらかの声。

しかし、私は「⁉︎」と違和感を覚えていました。
おい、お前ら、いつからそんなにクイーンのファンになったのか!

理由がわかりました。
66歳の私のFacebook上の友達は、私より約10歳若い人がほとんど。だから、クイーンはすでに人気バンドとして確立された後の世代だったのです。また、音楽、楽器をやっている方々も多く、一般の方より早くクイーンを知っていたのかもしれません。

フレディのスケール感がなかったラミ・マレック。

正直、アカデミー賞主演男優賞を獲得したラミ・マレックの演技は素晴らしかったと思います。しかし、私には、武道館で見たフレディ・マーキュリーのスケール感はなかった。なんかひとまわりもふたまわりも小さかった。ちょっと、プリンスを小さくしたようなところもあり、正直あまり感激はしなかった。

では、私にとってのフレディ・マーキュリーとは!

1975年5月1日、クイーン日本・武道館公演

私がクイーンの日本・武道館公演を見に行った頃は、まだクイーンは1年前2014年に『オペラ座の夜』を発表した後です。その中で『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒットし、人気が確定しつつある頃だったと思います。

『クイーンの日本・武道館公演』でも、『ボヘミアン・ラプソディ』はスタート曲でした。しかし、その後のYouTubeや映画でも取り上げられているように『ライブエイド』の公演の時のような、フレディ・マーキュリーがピアノを弾きながら歌うことはなく、録音されたものが流れただけでした。

それでも、フレディ・マーキュリーはまだゲイのスタイルではなく、一番カッコよくスケールが大きかった。(ゲイのスタイルのフレディ・マーキュリーは、正直あまり好きではありません)

ブライアンとの2ショットは、本当に素晴らしくカッコよかったです。

【日本発】クイーンの人気は、誇りにしてもいい。

『キラー・クイーン』のヒットがあったとしても、クイーンはまだ大物ロック・バンドとして完全に確立されてはいなかったのです。

ミュージック・ライフ誌・星加ルミ子編集長が、確か『ボヘミアン・ラプソディ』についてこんなことを書いていました。(ひょっとして、下の記事を見ると東郷かおる子の間違い?)

「これがあのクイーンなのか⁉︎」

Is this the real life?
Is this just fantasy?
Caught in a landslide
No escape from reality
Open your eyes
Look up to the skies and see

日本のロック熱は女子の〝好き〟エネルギーが作ってきた 映画「ボヘミアン・ラプソディ」公開を機に振り返る

映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開されて話題だ。イギリスのロックバンド、クイーン、そのヴォーカルのフレディ・マーキュリーに焦点を当てた伝記映画。なるほどクイーンは映画が作られるにふさわしいスーパースターだが、1973年のデビュー当時は本国では全く人気がなく、評論家たちにも大不評で「グラムロックの残りカス」とまで書かれたとか。残りカスって……どうよ? よもや半世紀後に伝記映画が作られるとは、書いた評論家も思わなんだろう。

終わりに、私にとってのクイーンのフレディ

これが、私が日本・武道館で見た頃のクイーンのフレディ・マーキュリーです。

いつか、映画『ボヘミアン・ラプソディ』について書きたいと思っていたことが、やっと書けました。