オウム麻原彰晃ほか6名、死刑執行

オウム麻原彰晃ほか6名、死刑執行

6日午後0時45分、上川陽子法相記者会見

「過去に例を見ない、今後二度と起きてはならない凶悪な事件は社会を震撼(しんかん)させ、世界にも衝撃を与えた。とめどなく暴走を進め、犯行に及んだ」
「被害者の苦しみは想像を絶するものがある。慎重にも慎重な検討を重ねたうえで命令した」と述べた。

死刑執行された7人

松本智津夫(麻原彰晃):死刑囚
早川紀代秀・死刑囚:サリン工場建設
井上嘉浩・死刑囚:教祖の最側近
新実智光・死刑囚:教団武装の中核
土谷正実・死刑囚:毒ガス実験を重ねる
中川智正・死刑囚:サリン製造の担当
遠藤誠一・死刑囚:細菌兵器を開発

主なオウム事件と死刑判決13人

1989年11月4日、坂本堤弁護士一家殺害事件
旧オウム真理教の幹部6人が、オウム真理教問題に取り組んでいた弁護士であった坂本堤と家族の3人を殺害した。

1994年6月27日、長野県松本で住民7人が死亡した松本サリン事件
長野県松本市で発生したテロ事件。オウム真理教教徒らにより、神経ガスのサリンが散布されたもので、被害者は死者8人に及んだ。後の「東京・地下鉄サリン事件」の実験か?

1995年3月20日、東京・地下鉄サリン事件
東京の官庁街、霞ケ関を通る複数の列車内で、複数の実行犯がサリン溶液が入った袋を突き刺してばらまく。

2006年9月、松本死刑囚を含め13人の死刑判決
今回執行された7人の残り6人の死刑囚も近く刑が執行されるといいます。
(2018年7月26日死刑執行になりました)

豊田 亨・死刑囚:物理の専門家、兵器製造担当
林 泰男・死刑囚:8日比谷線サリン散布人の犠牲
広瀬健一・死刑囚:武器密造関与、小銃を作製
横山真人・死刑囚:丸ノ内線サリン散布
端本 悟・死刑囚:坂本弁護士事件実行
岡崎一明・死刑囚:坂本弁護士の住所調べ殺害

オウム真理教の今

オーム真理教は、教団「アレフ」になり、「アレフ」から次の2つの分派ができました。
アレフ・ひかりの輪・山田らの集団の3つの団体だあるわけです。

  1. アレフ(元オウム真理教)
    「最高の真実」を意味する名前。ヒンドゥー教と仏教の思想を混合した信仰団体として1980年代に始まる。後に黙示録的なキリスト教の預言の要素も、教義に加えられた。
  2. 「ひかりの輪」
    あなたは、覚えているでしょうか?麻原逮捕の後、多くテレビ出演していた上祐史浩。今は、彼は「ひかりの輪」代表で、10年前から麻原を批判して、オウム事件被害者賠償費も受け入れています。今回の麻原死刑執行に関して
    「偶然とは思いますが、被害者賠償問題が合意したのが7月6日。再発防止に努めます」のコメントをしていました。
  3. 「山田らの集団」
    麻原を神と崇める集団

なぜ死刑執行が遅れたのか、そして今なのか?

正直、昼のニュースを見なければ、オウム事件のことは忘れていました。

オウム真理教の死刑判決が出たのが2006年9月。すでに11年間と10か月経っています。いつも思うのですが、なぜ死刑執行まで長い時間がかかるでしょうか?

まだ残っている「アレフ」と「山田らの集団」の暴走を懸念していたのでしょうか。それも時代が経ち、今の警察なら彼らの暴走を抑えられる自信があったのでしょう。
今でもこの三団体は、特別監視下にあります。

一番の理由は「平成の犯罪を象徴する事件は、平成が終わる前に決着をつける」(法務省幹部)という法務省の意志によりました。

また、考えられませんが、来年天皇が交代されます。国の慶弔時などに行われる「政令恩赦」や「特別基準恩赦」が適用されるかもしれません。でも、これは絶対ないですね。

日本では刑事訴訟法にもとづき、本人と共犯者全員の罪状について有罪が確定し、犯行グループ全員に上訴の機会がなくなるまで死刑は執行されない。オウム真理教関係者に対する刑事裁判は今年1月に終了したばかり。

日本では2011年に死刑執行が止まる、いわゆる「死刑執行モラトリアム」があったものの、それを除くと2010年代には毎年、年間で最大8人の死刑が執行されている。

死刑は凶悪殺人事件についてのみ適用され、絞首により執行される。

終わりに「麻原が最後まで口を閉ざし続けた理由」

松本智津夫(麻原彰晃)は、最後まで卑劣な男だった。

松本死刑囚が最後まで口を閉ざし続けた理由について、分析は様々だ。06年に拘買所で面会した精神科医の加賀乙彦氏(89)は、「死一への恐怖心、死刑になることが明白と考え、精神障害一の症状を呈したのではないか」とみる。

一連の事件捜査を指揮した甲斐中辰夫・東京地検次席検事(当時)は裁判が始まる前の95年秋、取り調べを担当した検事から「私が助かる方法はーつだけですね」と松本死刑囚が話したという報告を受けたという。

甲斐中氏は、「裁判では精神障害があるような振る舞いをするだろう、と思ったら予想通りだった」と当時を振り返った。(読売新聞朝刊2018.7.7)

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