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五郎丸のTwitterより(五郎丸のTwitterより)

2019ラグビーW杯、アイルランドに勝利!

2015年9月19日ラグビーW杯の対南アフリカ戦の勝利の時と同じような興奮!
日本中を吹き荒れています。

サッカー以上に、ラグビーは上位ランクのチームに勝つのは難しい!
これで、ラグビーW杯日本代表への期待感はさらに高まりました。今までラグビーにあまり関心のない人々も、これからはをテレビ観戦・応援するでしょう。

でも、なぜラグビーW杯日本代表に五郎丸がいないの?

ルーティンのあの手を合わせ、プレース・キックを蹴る

ラグビーの五郎丸!

ルーティン(決まった手順)」と言う言葉も、一般的になりました。
五郎丸は人気が出て、テレビ特番にも出演し、CMキャラクターにも抜擢されました。

深夜番組で、同じ2015年7月に「火花」で芥川賞を受賞したお笑いタレント・ピースの又吉直樹と対談していたのを見ました。

しかし、そんな五郎丸は、なぜラグビーW杯日本代表にいないのでしょうか?
ず〜っと頭の中にありました。

  1. 五郎丸は、引退した?
    いや、五郎丸は今もヤマハ発動機ジュビロの中心選手として国内のトップリーグで活躍をしています。
  2. 五郎丸は、ケガの治療中?
    そうでもないならしい。
  3. 五郎丸は、フルバック(一番最後尾)のポジションをうばわれた?
    だから、ペナルティ・キックを蹴っているのは田村優?
    しかし、田村優のポジションはスタンドオフ(ハーフ)です。
  4. 五郎丸は、監督の戦術とあわない?
    どうも、これが「ラグビーW杯日本代表に五郎丸がいない」理由らしいです。
    監督と合わないのではなく、ラグビーの戦術が最近変わってきているのだそうです。

こんな文春オンラインの記事を見つけました。

アイルランドから大金星!
「なぜラグビーW杯日本代表に五郎丸がいないのか?」に答える“2つの理由”
https://bunshun.jp/articles/-/14374
この記事によると、

五郎丸のポジション・フルバックの役割の変化

ポイントとなるのが、五郎丸のポジション、フルバックの役割の変化である。15番を背負うフルバックは、チームの最後尾に位置し、ディフェンスでは最後の砦となり、チャンスでは攻撃にも参加する。
(中略)
近年、世界的にラグビーの潮流が変わった。組織的なディフェンスが進化した結果、パスを回すだけで相手ディフェンスを破るのが難しくなり、キックを多用するようになったのだ。

ヘッドコーチ交代にともなって、日本代表の戦術も一変

それは日本代表も例外ではない。エディー・ジョーンズからジェイミー・ジョセフへ。前回W杯後のヘッドコーチ交代にともなって、戦術も一変した。

エディージャパンは、日本代表の強みであるスピードを活かすためにパスとランを中心に攻撃を組み立てた。ロングパスを禁止し、相手を引きつけて短いパスをつなぐ。攻撃のキーマンのひとりが185センチ、100キロの大型フルバック五郎丸だった。

また、エディーはキックに頼らないチーム作りを一貫して進めてきた。陣地を取り戻すロングキックは蹴るが、ボールを高く蹴り上げて相手にプレッシャーをかけるハイパントはほとんど使わなかった。

反面、現ヘッドコーチのジェイミー・ジョセフは、世界的な主流であるキックを多用する戦術を採用してきた。まず相手の背後にボールを蹴りこんで、アンストラクチャー(ディフェンスの陣形が崩れた状況)をつくり出す。その後、相手の混乱に乗じてボールを奪って攻め込む作戦だ。

キックを主体とした戦術が広まった影響で、フルバックにはこれまで以上に相手のキックを警戒し、広いエリアをカバーする機動力――モビリティが求められるようになる。

1986年生まれの五郎丸は現在33歳。一般的に瞬発力や反射神経、俊敏性は10代半ばから発達して20代半ばでピークを迎えると言われている。スピードの衰えがあらわれる年代である。

同学年の堀江翔太や38歳のトンプソンルークも日本代表に選ばれたが、彼らは経験やフィジカルがより重視されるフォワードのプレーヤーだ。

五郎丸が日本代表から遠ざかったもうひとつの要因

もうひとつ。五郎丸が日本代表から遠ざかった一因には、バックスの選手の台頭もあげられる。
前回W杯で五郎丸がつとめたプレースキッカーは、成長したスタンドオフの田村優が担う。

終わりに。

五郎丸は、2015年のW杯が日本代表として最後の大会と決めていたそうです。時代の風を読んで自覚していたのですね。

いつの世も、戦略・戦術の変化は起こり、世代交代が進んでいきます。