(画像:Amazon)
まず、「土用」は立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間の「期間」を示す言葉です。
そして、昔の暦では日にちを十二支(子・丑・寅・卯…)で数えていました。
つまり「土用の丑の日」とは、土用の期間におとずれる丑の日のことを指しています。
2018年の夏の「土用の丑の日」は、7月20日と8月1日になります。
稚魚1kg、昨年の3倍300万円へ
近年、うなぎは高騰中。卵から成魚までの完全養殖ができていないからです。現状は、日本沿岸に集まってくるウナギの稚魚(シラスウナギ)を捕獲して親魚にしています。
その稚魚ですが、昨年は1kgで100万だったのが、今年は3倍の値段300万円になりました。
これでは、なかなか我われ庶民には手が出せません。
そんな中、「うなぎの蒲焼」に代替品が出てきています。
うな次郎
アマゾン【6個セット】3,002円
魚のすり身で作った「うなぎの蒲焼風」商品で「うなぎ」ではありませんが、テレビで紹介されて全国的に話題沸騰中!今まで色々な「なんちゃってウナギかば焼き」が出てきましたが、この商品は結構クオリティー高い。(楽天市場より)
★★★★★ これなら
まさにうなぎの蒲焼きかといわれると違うのだけど土用の丑の行事物として食べるならこれで十分すぎるぐらい満足です。おいしかったし、絶滅危惧種のウナギを食べるストレスがないのは良い。
★★★★☆ ははは
非常に努力され、商品化された品だと思う。個人的な好みからすれば、少々柔らかすぎ感はありますが、とにかく大したものです。
★★★☆☆ 1度は食べてみるべき
画像や55gx2という表記では大きさをイメージしづらいと思いますが、目安としては4本入りのチクワ1袋と同じくらいの分量。1パック2枚が1人前と考えた方が良いです.
★★☆☆☆ 食感は悪くないけど
温めると独特の魚臭さが生じてしまい、残念ながら山椒では到底ごまかしきれません。
★☆☆☆☆ 化学的香り
大の鰻好き、とはいえ国産が売出しで千円ちょっとくらいの時しか、手が出せないので、大いに期待していました。一口運んだ際、まさかのビニールかゴムの溶けた様な化学薬品臭⁉︎ 大抵のものは好き嫌い無く食べるのですが、これには耐えられなかった。
ほぼうなぎ
5パックで3,240円(税込)
カマボコの製造販売企業・カネテツデリカフーズが通販のみで1週間で完売。
魚のすり身で「ウナギの蒲焼」を再現。
ほぼうなぎ、実食記
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0719/nlb_180719_5984823554.html「口に入れた瞬間は『あっ、ウナギだ』と驚いたんだけど、食感がカマボコ。ほぼ、は言いすぎかなぁ。でも普通に一つの食品としておいしい。あと本物は小骨が多いのが嫌だったから個人的に好き。ウナギ気分を味わうにも十分なので、絶滅危惧種だからウナギを控えたいという人にはいいのでは」
「皮のパリッとした食感、焦げ感、タレまではばっちりなんだけど、身が練り物って感じだった。雰囲気は味わえるけど、まだまだウナギじゃないかなぁ。でもおいしくないというわけではなく、酒のつまみとして全然いける。焼酎飲みたくなった」
「自分はウナギの食感を十分出せていると思った。口に入れた瞬間が確かにウナギの蒲焼なので、すり身の風味を感じる前にガツガツ食べたら代用品としていけるのでは」
トップバリュ 白身魚のふっくら蒲焼
645円(税込)
ナマズ目のパンガシウス使用。もともとナマズは白身で、すべらかな食感があります。
(画像:トップバリュサイトから)
土用のたれめし
198円(税込)
大学の生協で販売。ご飯にたれだけで、土用の丑の日を迎えるには少し寂しいですが……。ここまで金をかけずに「うなぎ」にこだわることもありません。
終わりに
うなぎの生態がすべて把握できていないので、完全養殖もままならないうなぎ。
現在の「うなぎ」養殖業は、日本沿岸に集まってくるウナギの稚魚(シラスウナギ)を捕獲して親魚であるウナギまで育てて出荷しています。
ですから、完全養殖に向けて、人工授精した卵をふ化させ、親魚まで育てて成熟させた上で再び卵を産ませるというサイクルを安定して回していく必要があります。
安いうなぎを食べられるには、まだまだ時間がかかりそうです。