女子フィギアも4回転時代。トゥルソア選手

羽生結弦選手が金メダルを取って湧いた平昌オリンピック。そして、アリーナ・ザギトワ選手のフリーでのジャンプをすべて後半に持ってくるプログラム構成。フィギアスケートは、技術点においてはどんどん進歩しているが…

4回転を2回を成功させたトゥルソア選手

2018年「世界ジュニア」。
アレクサンドラ・トゥルソア選手(14歳)は、フリーで4回転サルコウと4回転トウループの2回を成功。3回転×3回転のコンビは、もう当たり前のように難なく成功させている。

もはや、女子も4回転時代に突入したということであろうか。4回転は、2002年安藤美姫選手が4回転サルコウを1回飛んだことが唯一のこと。それ以後は、女子では誰も飛んだことはない。

キャスターの小倉さんは、「体が大きくなってくると難しくなる。小さな子にとって、4回転ジャンプは危なくないのか」

「なんていうかな…異次元」佐野稔・解説者も絶句。

2018年と2017年「世界ジュニア」のトゥルソア選手とザギトワ選手の点数比較は、次の通り。

【トゥルソア選手】
技術点:92.35/演技構成点:61.14 合計153.49
【ザギトワ選手】
技術点:75.81/演技構成点:62.21 合計138.02

アレクサンドラ・トゥルソア選手(14歳)とは

彼女は、4歳の時からスケーを始める。なんと、彼女のコーチは「サンボ70」クラブのトゥトベリーゼ氏といって、あのメドベージェワ選手も、ザギトワ選手も同じコーチです。トゥトベリーゼ氏は、特にジャンプの指導がうまいのだといいます。

本田真凛(16歳)・望結選手(13歳)の姉妹にとって、今後はアレクサンドラ・トゥルソア選手は巨大な壁となって立ちはだかる。もはや、トゥルソア選手、メドベージェワ選手、ザギトワ選手のロシア3選手の失敗がないかぎり、表彰台はない?

フィギアスケート、技術点だけがどんどん進歩?

男子の4回転といえば、アメリカのネイサン・チェン選手であったが、平昌オリンピックでは散々な結果になってしまった。ネイサン・チェン選手がショートとフリーで4回転すべてを成功してたら、この4回転の種類と数で彼が金メダルを取っていたのだろうか。

テクニック vs 演技構成(感動)

これからのフィギイアの世界は、男女ともこの4回転の技術点がベースになってしまうのだろうか?

下の引用は、平昌オリンピック直前に書かれた記事です。フィギアスケートの本質を見つめた記事として、とてもよくまとめられています。男子フィギアについて書かれていますが、今や女子フィギア4回転時代の問題としても同じです。

平昌五輪:「4回転時代」の男子フィギュアスケートが向かうその先
https://www.nippon.com/ja/column/g00500/?pnum=1

「跳んで勝ちたい」選手が勝つか、「フィギュアスケートの本質を守りたい」選手が勝つか。
集中力も体力も4回転のために使ってしまえば、凝った作りのプログラムは空っぽになり、一体となるはずの音楽はただのBGMと化す。彼ら自身がそれを望まなくとも、多回数の4回転を跳ぶためには、そうならざるを得ないのだろう。もし彼らが、4回転を2本程度に抑えれば、本来持っている魅力の多くを見せられるはずだ。しかし彼らはジャンパー。五輪では自分のできるマックスの構成に挑んでくるだろうし、最後の最後には、全てを捨てても跳ぶことを選ぶかもしれない。

平昌五輪後、国際スケート連盟(ISU)は4回転の基礎点を下げる方向で検討している、との報道があった。そこで多少、4回転偏重の傾向は抑えられるかもしれない。しかし世間にはすでに、4回転ルッツを跳ばないだけで「物足りない」と言ってしまう、そんな見方が広がっているのだ。フィギュアスケートのジャンプだけではない華麗さ、鮮やかな色彩を楽しんできた人々にとっては、なんとも悲しい状況だ。
(2018年1月22日 青嶋 ひろの記)

終わりに

記録よりも記憶に残る演技、ソチオリンピックの伝説のフリー「ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番」。浅田真央選手が前回のオリンピックでショートの失敗から立ち直り、フリーで3回転の種類すべて飛ぶことで、世界に感動を与えた。ここに答えがあると信じたいが…

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