100均で揃える防災バッグ

突然の地震や台風など、災害はいつ起こるかわかりません。

いざという時に慌てず行動するためには、あらかじめ「防災カバン」を用意しておくことが大切です。しかし防災グッズは専門店で揃えると高額になり、初心者にはハードルが高く感じられることも。

そんな時に頼りになるのが100均ショップです。安く手軽に必要なものを少しずつ揃えられるため、初めて防災カバンを準備する人にとって大きな味方となります。

この記事では、100均で買える防災グッズや中身チェックリストをわかりやすく紹介し、誰でも今日から始められる備えのコツを解説します。

>>防災カバンに必須の中身!大切な家族と命を守る10の必需品

初心者必見!100均防災カバンの基礎知識

防災カバンの重要性

災害は突然やってきます。地震や台風などの非常時に備えるために、防災カバンを準備しておくことはとても重要です。避難時に必要なものをすぐに持ち出せることで、自分や家族の安全を守る第一歩となります。

100均で揃えるメリット

防災グッズは専門店や通販で購入すると高額になりがちですが、100均を活用すればコストを抑えつつ必要なアイテムを揃えることができます。特に初心者にとっては、手軽に始められる点が大きなメリットです。

初心者がまず揃えるべき考え方

「すぐ使うもの」「命を守るもの」「生活を維持するもの」の3つを基準に考えると揃えやすくなります。まずは100均で揃うアイテムを中心にし、足りない部分は徐々に補っていくのがコツです。

100均ショップ別!防災グッズ一覧

ダイソー・セリア・キャンドゥはそれぞれ特徴的な防災グッズを展開しており、組み合わせて利用することで効率的かつ低コストで充実した防災カバンが整います。

照明や防寒、衛生用品などジャンルごとに得意分野があるため、複数の店舗を回って揃えるのがおすすめです。

灯りも防寒も安心ならダイソー

ダイソーは防災グッズが豊富にそろっています。

LEDライトやアルミブランケット、給水袋、簡易トイレなど実用性の高いアイテムが手に入ります。

品ぞろえも多いので、まず最初にチェックしたいお店です。

  • 携帯用ライトやランタン
    小型で持ち運びやすい懐中電灯や、停電時に役立つランタンが豊富です。乾電池式とUSB充電式の両方を見つけることができます。
  • アルミブランケット
    体温を保持するのに便利で、軽量かつコンパクトなので何枚か常備しておくと安心です。
  • 笛や防犯ブザー
    救助を呼ぶための大切なアイテム。首から下げられるタイプもあり、子どもや高齢者用にも適しています。
  • 簡易トイレ
    凝固剤入りのタイプや折りたたみ式の便器カバーもあり、避難所生活を想定した準備が可能です。
  • 軍手や作業用グローブ
    がれき撤去や移動時のケガ防止に必須。滑り止め付きのタイプも取り揃えられています。
  • 防水シートやレジャーシート
    地面に敷いて座ったり、雨風をしのぐために活用できます。
  • マスクや簡易フェイスシールド
    感染症対策やほこり避けに役立ち、避難生活での快適さを守ります。
  • 簡易調理器具
    (カセットコンロ用五徳やアルミ皿など)炊き出しや簡単な調理に使えるグッズも見つかります。

整理収納ならセリアの防災グッズ

セリアはデザイン性に優れたアイテムが特徴です。

持ち歩きやすいポーチ、使いやすい衛生用品、また子ども向けの可愛いグッズもあります。

普段から使える雑貨も多いので、防災と日常を両立した準備ができます。

  • 防水バッグ
    雨や水濡れから荷物を守る必須アイテム。セリアではコンパクトに折り畳めるタイプもあり、濡れやすい書類や電子機器の収納にも重宝します。
  • 圧縮袋
    衣類やタオルを小さくまとめられるので、限られたスペースを有効活用できます。防臭効果のあるタイプを選ぶと避難所でも安心です。
  • 携帯カトラリー
    スプーン・フォーク・箸などがセットになったものがあり、衛生的で繰り返し使用可能。プラスチック製で軽量なため持ち運びに便利です。
  • 除菌シート
    手指の消毒や簡易的な清掃に役立ちます。個包装タイプを用意しておくと、必要な分だけ取り出せて無駄がありません。
  • 防水マッチ
    風や雨でも火をつけやすく、寒い季節の暖取りや簡易調理に大活躍します。ライターと併用することでより安心です。
  • 携帯用ミラー
    周囲への合図や身だしなみチェックに役立ち、緊急時のサインツールとしても使えます。
  • ミニノートとペン
    連絡先や必要な情報を書き留めるのに便利。電源がなくても記録できるので心強い備えとなります。

便利グッズ豊富なキャンドゥ編

キャンドゥは機能的な小物や衛生グッズが充実しています。

ウェットティッシュ、歯ブラシセット、カイロ、マスクなど、避難生活で重宝するアイテムが揃うのが魅力です。

特にコンパクトな商品が多いため、防災カバンの軽量化にも役立ちます。

  • 携帯用充電ケーブル
    スマートフォンや携帯電話の充電に不可欠。USBタイプや多機能ケーブルが揃っており、停電時でもモバイルバッテリーと組み合わせて活用できます。
  • 簡易ポンチョ
    急な雨や風から体を守る必須アイテム。透明タイプなら作業や歩行中の視界も確保できます。コンパクトに畳めるので荷物を圧迫しません。
  • 非常用ろうそく
    長時間の停電時に明かりを確保するために役立ちます。火を安全に扱える状況ならば照明や暖房の補助としても使えます。マッチやライターと一緒に常備しておくと安心です。
  • 布テープ
    荷物の補強や修繕、仮止めに万能。災害時には破れた袋や衣類の応急処置にも応用できます。耐水性があるものを選ぶとより安心です。
  • 折りたたみ式水タンク
    給水所から水を運ぶのに最適。容量は5L前後のものが多く、使わないときはコンパクトに収納できます。取っ手付きタイプを選べば持ち運びも楽になります。
  • 保温シート付き座布団
    避難所での底冷えを防ぎ、快適に過ごせる工夫のひとつです。
  • 耳栓とアイマスク
    騒がしい避難所生活で休息をとるのに役立つ、意外に重要なアイテムです。

防災バッグ

防災カバンの中身チェックリスト

災害時の必需品リスト

  • ライト(懐中電灯やランタン)
    暗闇の中で安全に移動するために必須。100均にはコンパクトなタイプから長時間使用できるタイプまで幅広くあります。
  • 電池
    ライトやラジオに使用するため、複数サイズをまとめて準備しておくと安心です。乾電池式は停電時の頼れる味方になります。
  • ホイッスル
    救助を呼ぶときの合図に便利。大声を出すより体力を消耗しないため、避難所生活でも役立ちます。キーホルダー式なら常時携帯しやすいです。
  • 軍手
    がれきや破片から手を守る必須アイテム。滑り止め付きや厚手のタイプを選べば、作業時の安全性が高まります。100均でまとめ買いして家族分揃えておきましょう。
  • マスク
    ほこりや煙から呼吸器を守り、感染症対策にも役立ちます。サイズ違いを用意しておくと子どもや高齢者も安心して使えます。
  • 携帯ラジオ
    情報収集に欠かせないグッズ。手回し式や乾電池式のミニラジオを入れておくと、停電時にも最新情報を得られます。
  • 小型ナイフ(カッターナイフ)
    段ボールや紐を切ったり、ちょっとした修繕に便利です。安全カバー付きのものを選びましょう。

非常食・水のストック術

  • 保存用水(500ml×数本)
    飲みやすいサイズで持ち運びしやすく、リュックにも収まりやすいです。家族分を数本ずつ入れておきましょう。
  • ビスケットやクラッカー
    噛みごたえがあり腹持ちが良いため、避難所生活での栄養補給に役立ちます。糖分・塩分のバランスが取れるものがおすすめです。
  • 飴やチョコなど糖分補給になるもの
    手軽にエネルギー補給ができ、緊張時やストレスを和らげる効果も期待できます。子どもの気分転換にも便利です。
  • インスタント食品(お湯があれば調理可能)
    カップ麺やインスタントスープなど、温かい食事は安心感を与えてくれます。スープ系は水分補給にも役立ちます。
  • 缶詰(フルーツ缶や魚の缶詰など)
    開けてすぐ食べられるため調理不要で便利。長期保存も可能で、非常時の栄養源として心強いです。
  • 栄養補助ゼリーやエナジーバー
    少量でカロリーや栄養を確保できるため、スペースが限られた防災カバンに最適です。
  • 携帯用ウォータータンクや水袋
    給水所から水を運ぶ際に活躍します。折り畳み式で軽量のものを選ぶと持ち運びが楽になります。

衛生用品&便利グッズセレクション

  • 除菌シート:手指の消毒だけでなく、食器やテーブルを拭くのにも活躍します。避難所では共用スペースが多いため、こまめな衛生管理に役立ちます。
  • 携帯トイレ:凝固剤入りで衛生的に処理できるタイプがあり、長時間の避難や渋滞時に必須。使用後も臭いを抑えて処理が簡単です。
  • ティッシュやウェットティッシュ:口や顔を拭いたり、簡易的な掃除に使える万能アイテム。ウェットタイプは水が不足しているときに重宝します。
  • タオル:汗を拭うだけでなく、防寒や止血の応急処置にも使えます。フェイスタオルと小さめのハンカチを両方入れておくと便利です。
  • 絆創膏や簡易救急セット:小さな傷や擦り傷にすぐ対応できるため必需品です。消毒液やガーゼ、ピンセットなどを追加しておくとさらに安心です。
  • マウスウォッシュや歯ブラシセット:水不足のときでも口腔ケアをすることで衛生を保てます。
  • ポケットティッシュケースや携帯ゴミ袋:使用済みのティッシュやゴミをまとめて処理でき、避難所でのマナー維持にも役立ちます。

人気&おすすめ!100均防災アイテムランキングTOP5

  1. アルミブランケット
    軽量で折り畳めるため持ち運びに便利。体温保持や防寒、防風、防水と万能に使え、1人につき2枚程度用意しておくと安心です。
  2. 携帯ライト
    停電時や夜間の避難に必須。LEDタイプなら長持ちし、乾電池式・USB充電式どちらも用意するとさらに安心です。小型ランタンタイプも人気があります。
  3. 携帯トイレ
    避難所や車中泊などトイレが使えない状況で重宝します。凝固剤入りで衛生的に処理できるタイプを選びましょう。消臭袋付きならなお快適です。
  4. 防水バッグ
    大切な書類や電子機器を水濡れから守るための必須アイテム。セリアやキャンドゥでも入手でき、サイズ違いで複数持っておくと便利です。簡易的に枕やクッション代わりにも活用可能。
  5. 笛(ホイッスル)
    救助を呼ぶ際の合図として最重要アイテム。音が遠くまで届く金属製タイプやライト付きの多機能タイプも100均で見つかります。首から下げて常に携帯できる形が理想です。

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子ども・高齢者向け特集:世代別の安心アイテム大公開!

不安を笑顔に変える!子ども向けグッズ

避難時、子どもは環境の変化や騒音に強いストレスを感じやすいです。そこで役立つのが、お菓子やキャラクター付きライトなど「安心感をプラスできるアイテム」。

お気に入りキャラクターのグッズは不安な気持ちを和らげ、遊び感覚で防災意識を高めてくれます。

さらに小さめのリュックを用意して自分専用の持ち物を持たせると「お手伝いしている」という自立心も育ちます。

絵本や塗り絵セット、シールブックなどを入れておくと、避難所生活での退屈や不安をやわらげ、心のケアにもつながります。

体に優しい!高齢者向けグッズ

高齢者にとって避難生活は体力的にも精神的にも大きな負担になります。

そこでおすすめなのが、杖ホルダーや飲みやすい水ボトル、常備薬をまとめるピルケースです。さらに老眼鏡ケースや耳栓、柔らかいスリッパを用意しておくと安心感がぐっと高まります。

避難所の硬い床ではスリッパが足を守り、耳栓は騒がしい環境での安眠を助けてくれます。また服薬時間を忘れないようにアラーム付きの小型タイマーを入れておくのも効果的。

体に負担をかけない工夫や服薬のしやすさをサポートするアイテムは、長時間の避難生活で大きな安心をもたらします。

リュック・バッグ選び

100均でもシンプルなリュックは手に入りますが、長時間背負うことを考えると丈夫で容量のあるものを選びましょう。

最低でも20L以上のサイズをおすすめします。さらに肩ベルトのクッション性や背中部分の通気性を確認すると、避難時に長距離を歩くときの負担を軽減できます。

また、ポケットや仕切りが多いものは小物を整理しやすく、必要なときにすぐ取り出せるので便利です。できれば両手が自由になるリュックタイプを基本に、貴重品用のサブバッグや防水カバーも併せて準備すると安心度が高まります。

100均防災カバンを作るポイントと注意点

サイズの目安

家族構成や避難場所までの距離によって必要なサイズは変わります。大人1人なら20〜30L程度が基準です。

家族連れの場合は、子ども用に小さめのリュックを準備し、軽量で持ちやすい物を入れると安心です。さらに高齢者や女性は重さを分散するため、2つに分けて持てるような工夫も考えましょう。

容量だけでなく、耐久性や背負いやすさも選定のポイントになります。

追加すべきアイテム(100均以外で補う部分も)

  • 長期保存水(5年〜7年保存)
    大人数の家庭では数本では足りないため、ケース単位で用意するとより安心です。
  • 医療用マスク
    通常のマスクに加え、N95や高性能フィルター付きのものを用意すると粉じんや感染症対策に効果的です。
  • 常備薬や処方薬
    服薬スケジュールを記したメモやお薬手帳も一緒に入れておくと、避難先で医師に説明しやすくなります。
  • モバイルバッテリー
    大容量タイプやソーラー充電対応のものを用意すれば、長期間の停電時にも心強いです。
  • 携帯浄水器や浄水ストロー
    水が不足した場合でも川や水道水を安全に利用できる可能性が広がります。
  • 雨具(レインコートや折り畳み傘)
    気象条件による避難時の移動を快適にするため必須です。

保存期限・メンテナンス

非常食や電池は定期的に入れ替えが必要です。半年〜1年に一度は点検し、賞味期限や使用期限を確認しましょう。

食品だけでなく、乾電池やモバイルバッテリーの劣化にも注意し、古くなったものは普段使いに回して入れ替えるのが理想です。

カレンダーやスマホに点検日を設定しておくと忘れにくく、計画的に備えを維持できます。

>>防災カバンに必須の中身!大切な家族と命を守る10の必需品

よくある疑問Q&A

「100均だけで大丈夫?」

基本的なものは揃いますが、命に直結する水や薬は100均以外での準備が安心です。

たとえば100均で買えるのはライトやブランケット、簡易トイレなどの“応急的な装備”が中心で、命を支える水や医薬品の品質や保存性は専門メーカー品に劣ることもあります。

そのため、まずは100均で最低限の装備を揃え、後から少しずつ高品質なものに置き換えていくのが現実的です。緊急時にすぐ持ち出せる「スタート用カバン」と考え、後でアップデートする意識を持つと無理なく続けられます。

「長期保存食も100均で買える?」

100均では主に短期保存向けの食品が多いです。

クラッカーやキャンディーなどは数か月〜1年程度の賞味期限で手軽に購入できますが、5年保存可能な非常食や特殊な保存水はほとんど取り扱いがありません。

そのため、長期保存可能な非常食は専門店や通販で用意するのが安全です。

おすすめはアルファ米やレトルト食品、7年保存水などで、これらを100均食品と組み合わせることで「すぐ食べられるもの」と「長く備えるもの」を両立できます。

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まとめ:100均防災カバンで今日から安心準備を!

100均を活用すれば、防災カバンの準備は意外と手軽に始められます。大切なのは「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、今すぐ行動に移すことです。

まずは100均で揃うアイテムで基本を押さえ、その後に専門品や長期保存食を追加していけば、無理なく本格的な防災カバンを完成させられます。

家族構成や生活環境に合わせて中身を調整することも忘れずに。小さな備えが大きな安心につながります。

日から一歩を踏み出して、あなたと大切な人の命を守る防災カバンを準備してみましょう。

>>防災カバンに必須の中身!大切な家族と命を守る10の必需品

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