江原啓之「あなたが危ない」

第1章 現代日本に蔓延するストレス

『あなたが危ない!—不幸から逃げろ!』の[第1章 現代日本に蔓延するストレス]は、今の日本のストレス社会への問題提起と解決の〈総論〉です。
ここで取り上げたほかに、魂からみたLGBT、親子関係、物質主義的価値観と霊的価値観は同時に起こる—霊的な時代の揺り戻し、WHO憲章にもspiritualという言葉を入れるか提案されたことなど大まかに触れられています。

【目次】
憑依を呼ぶ日本人のストレス

蔓延する不幸のストレス/嘘の時代/すべての根底にあるもの「物質主義的価値観」/あなたは「本当のあなた」ですか?/憑依の真実/今も続く原発・環境からのフィジカルストレス/社会的マイノリティと差別は宿命か

子どもも大人も追い詰められている
子どもが、そしていのちが危ない/誰もが物質主義的価値観に追い詰められている

霊界からメッセージが来ている
今、霊的な時代の揺り戻しが起こっている/食と環境は大きなキーワード

〈ストレス〉の原因は、物質主義的価値観

実はストレスという言葉ほど、暖昧模糊としたものはありません。例えば、疲れがなかなかとれずに病院に行き、特定の病気を示す検査結果が出なかったとします。そこで医者が「ストレスが原因ですね」と言えば、患者も「ああ、やっぱりそうですか」と、うなずいてしまう。
具体性がなく、つかみ所がないのに、ストレスと聞いただけでなんとなく納得してしまい、そのストレスが一体、何なのかまで、突き詰めて考えることはしないでしょう。
暖昧模糊(あいまいもこ)=はっきりせず、ぼんやりしているさま。 あやふやなさま。

確かに、私たちは少し調子が悪いと「ストレスかな」と納得してしまいます。
また、「日本は豊かな国」という実感がわかない生活。インスタグラムなどの現実よりいい自分を見せたい欲求。仮想通貨・キャッシュレスの時代。これらが現実感をなくし、自分を見失わせます。

江原さんは、その原因が私たちの小我(自分を最優先する利己的な気持ち)と物質主義的価値観(目に見えるものや物質の豊かさに価値をおく考え方)だと指摘しています。

小我 vs 大我(たいが)=見返りを求めない無償の愛。

「今だけ、金だけ、自分だけ」

日本の食の安全について警鐘を鳴らしている東大教授の言葉。個人も、企業も、国も、目先の利益、そして自分の利益だけを考えています。

そんな世の中の人々に、江原さんは問いかけます。

あなたは、本当のあなたですか?

本書は、私たちが失いつつある責任主体に立ち返る本であると同時に、本当の自分にもう一度、立ち返る本でもあります。物質主義的価値観の洗脳を解き、人間である本来の自分を取り戻し、生きていくための指南書と言ってもいいでしょう。それは憑依に打ち克つ手段でもあります。
まずはこの曖昧模糊としたストレスを、そのまま受け入れるようなことは、もうやめなければなりません。大切なのは、いろいろなストレスを分析し具体的に言葉に表す、言葉化です。

ストレスというと、うまくいかない人間関係などのプレッシャー、メンタルな(心的)ストレスを思い浮かべませんか?
意外に気づきにくいのがフィジカルな(身体的な)ストレス。体調が悪いときなど、怒鳴ったりし「本心は違うのに……」と、小さなことにもイラッとします。これは魂にも影響し、憑依にもつながります。ガティブな魂には、ネガティブな霊—動物霊や未浄化霊が憑依しすやくなります。

フィジカルなストレスとして避けて通れない環境と食

食の世界では、残留農薬含め見栄えの良い野菜、日持ちのする添加物の多い安い加工食品が身体にストレスを与えています。企業は消費者のニーズに敏感です。私たちが添加物や農薬のことを学び、商品を理解し、体に良い商品だけを選んで買えば、企業もよい商品を作ります。はじめは高くても、多く作られれば価格も下がります。

ストレスを受け続けるか、目覚めて魂を癒すか、私たちの決断にかかっています。

終わりに

当初、私はスピリチュアルな観点からの警鐘かと思って『あなたが危ない!—不幸から逃げろ!』を読んでみました。
しかし、いわゆる霊の世界の話ではなく、意外にも現代日本のストレスに対する問題提起と具体的な対処と解決法でした。
そして読了後、これがスピリチュアルな観点なのだと気づきました。

江原啓之著『あなたが危ない!—不幸から逃げろ!』

第1章 現代日本に蔓延するストレス

第2章 ストレスの正体

第3章 ストレスと向き合

第4章 本当のあなたで生き、そして死ぬために

第5章 ストレスを癒す新たな視点

第6章  ストレス、そして懸依を恐れない生き方

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