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2021年一番マグロ初セリは、208・4kg 2084万円
東京・豊洲市場では、マグロの初競りが行われ、一番マグロが2,084万円の値をつけた。場内で威勢のいいかけ声が響く中、初競りが行われ、2021年は208.4kgの青森・大間産のクロマグロが2,084万円で競り落とされました。 1kgあたり10万円の値がつきました。
2020年と比べると、大きさはともかくその金額の差はなんと1億7236万円。
マグロ漁の人々にはショックな値段です。ここにも、新型コロナウイルスの影響ですね。
2020年一番マグロ初セリは、276kg 1億9320万円
『週刊新潮』より:撮影・本田武士
2020年一番マグロの大きさは276kg、2019年の278kgとほぼ同じ大きさ。
1キロ70万円。100グラムで70,000円。初セリお祝い値段です。
原価は一貫2万円のマグロ、店では大ト口も398円だそうです。
「いやあ、いいマグ口だった。お客さんに一番いいマグ口を食べていただきたいという思いで、ちょっと勉強しちゃいました。ちょっとじゃない、いっぱいだな」
すしざんまい「喜代村」木村清社長
しかし、今年の一番マグロの初セリは、1億9320万円と昨年の3億3360万円の約6割57.9%の値段です。それだけ、昨年の初セリ価格が異常だったということでしょうか。
落札したのは、昨年と同じ「すしざんまい」成田仁孝社長(すしチェーン運営会社「清代村」)
マグロを釣り上げた漁師山本昌彦さん(57)、約8割の1億5456万円は2年前に借金で購入した漁船の返済にあてるそうです。
2019年一番巨大クロマグロは、278kg 3億3360万円
なんと、1キロ120万円。100グラムで120,000円。ありえない金額です。
ですが、昨日今日とテレビで取り上げる時間(秒数)を考え、テレビCM広告費に換算したら、十分元は取れます。
落札したのは、つきじ喜代村・木村清社長。2017年まで6年続けて落札してきた木村清社長ですが、昨年2018年「やま幸」に負けてしまいました。今年は、なんとしても落札したかったのでしょう!
それにしても、278kg 3億3360万円、100グラムで12,000円は考えられない数字です。
「銀行さんにお借り入れしないとね」
「ちょっとやっちゃった」
と、木村清社長はコメントしていました。
約8割の2億6688万円は、釣り上げた漁師さんに払われます。
「漁船の修理代に使います」との漁師さんのコメント。うらやましい!
2019年、めでたい話です。
2018年、一番巨大クロマグロは、405kg 3,645万円
2018年1月5日「特ダネ」によると、一番の青森県大間産巨大クロマグロは405kg、落札額は3,645万円。
2017年7,420万円の約1/2の値段。
また、大きさは1994年に大間町で水揚げされた過去最大の440kgに迫る大きさ405kgです。なんでも、今年の競りに出たマグロの数は、昨年の3倍とのことです。
それにしても、1kg 9万円ですから、100g 9,000円。庶民には手が出せない値段です。2017年の1kgあたり約41万ですから、100g 41,000円の1/4.5の値段です。
2018年、築地のマグロ専門仲卸大手やま幸が落札
やま幸は、1億5,000万円まで用意していたと言います。歴代最高値は、2013年の1億5,540万円です。それと同じ額ほど用意していたのですね。
落札したマグロは、すしチェーン築地すし好などで出されます。この大きさですと、大トロは、20kgほどあるそうです。
特ダネ、すごいですね!朝一番の巨大マグロの原寸パネルをもう作っていました。
ところで、マグロを取った漁師の取り分は?
2018年の正確な取り分はわかりませんが、今までは約80%だそうです。
ですから、3,645×0.8=2,916万円。一匹で2,916万円、エリートサラリーマンの年収をたった一匹で獲得してしまいます。このマグロの初競りにかける漁師の意気込みがわかりますね。
ところで、青森県下北郡大間町の人口は、約5,000人。その約3%150人が漁師です。
初競り1億5,540万円のレコードフォルダーの竹内大輔さんは、その後燃え尽き症候群のように苦難の5年間を過ごしたそうです。彼の船は大きく、出漁する1日の燃料費が10万、人件費が本人にも含めて月約100万、年間2,000万円かかるそうです。
1億5,540万円ですと、その80%1億2432万円で約6年間分稼いだことになりますが、そんな大きなマグロがいつも釣れるわけではないのが現実です。
「すしざんまい」成田仁孝社長、敗れるが…
1kgあたりの単価が最も高いマグロを落札したのは、寿しチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村(東京・中央)。
「ちょっと悔しいですけれども……」とコメントしましたが、
同じく大間産のクロマグロ190kg 3,040万円、1kg 16万円で競り落としました。6年連続で最高値のマグロを落札しました。成田社長、面目躍如といったところでしょうか。
しかし、あのエビス様のような顔がTV画面に出なかったのは、お正月っぽくなかったですね〜。
歴代巨大マグロの初競り値段
西暦 | 落札額 | 重さ | 落札業者 |
2018年 | 3,645万円 | 405kg | やま幸 |
2017年 | 7,420万円 | 180.4kg | つきじ喜代村 |
2016年 | 1,400万円 | 200kg | つきじ喜代村 |
2015年 | 451万円 | 180.4kg | つきじ喜代村 |
2014年 | 736万円 | 230kg | つきじ喜代村 |
2013年 | 1億5,540万円 | 222kg | つきじ喜代村 |
2012年 | 5,649万円 | 269kg | つきじ喜代村 |
2011年 | 3,249万円 | 342kg | 銀座久兵衛と板前寿司の共同 |
2010年 | 1,628万円 | 232kg | 銀座久兵衛と板前寿司の共同 |
2009年 | 906万円 | 128kg | 銀座久兵衛と板前寿司の共同 |
2008年 | 607万円 | 276kg | 板前寿司 |
2007年 | 413万円 | 206kg | つきじ喜代村 |