宝くじで1億円当たった人の末路

本のタイトル「〜の末路」考察

ちょっと気になるあの人の人生がのぞける本です。

「末路」は、【人生や組織の、盛りを過ぎた末。なれのはて。】という意味の不幸、いや悲惨さを連想させます。

これが、
『宝くじで1億円当たった人』
『宝くじで1億円当たった人の運命』
『宝くじで1億円当たった人の幸・不幸』など
であったら、あまり気にならないと思います。

「まあ〜、よかったね。幸福にもなるし、不幸になるかもね」
くらいにしか思わないと思います。

それが……

「〜の末路」は、なんか悲惨な結末を想像し、
宝くじが当たった人の幸運が不幸に転落する有様を覗きたくなるからです。

この本は1か月ほど前に書店で見かけました。ほんと買って帰りたくなりました。
しかし、止めました。不幸になっていようが、なっていまいが私の人生とは関わりないからです。(発売日:2017/3/25。えっ、1年前!)

そう思っていたら、この1か月までで15万部突破!

それが、今日の新聞広告に出ていました。

驚いたことに『連続ドラマ化!』

日本テレビ・4月23日(月)月曜深夜24時59分スタート。

主演は、Kis-My-Ftの4人。
横尾渉、千賀健永、宮田俊哉、二階堂高嗣です。

おいおい、
23日(月)スタートなのに、24日(火)の新聞広告でどうする!
見逃しちゃったではないか!
「Huluでも配信」
ようは、「Hulu」入会キャンペーンの一環か。

誰も知らない23の末路

・宝くじで1億円当たった人の末路
・事故物件借りちゃった人の末路
・キラキラネームの人の末路
・「友達ゼロ」の人の末路
・子供を作らなかった人の末路
・教育費貧乏な家庭の末路
・賃貸派の末路
・自分を探し続けた人(バックパッカー)の末路
・留学に逃げた人(学歴ロンダリング)の末路
・「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」と思った人の末路
・電車で「中ほど」まで進まない人の末路
などなど。(Amazonより)

タイトルに偽り有りか!

おやおや、想像していた本とは違うみたいだ。

出版社より
Q「宝くじに当たった人の末路」だけが書かれているの?
A いいえ。「事故物件を借りた人」「友達ゼロの人」「一生賃貸派と決めた人」「外国人観光客が嫌いな人」「キラキラネームの人」…など、様々な人の末路を全23編、約350ページにわたって収録しています。いずれも、今を生きるビジネスパーソンであれば、避けて通れない気になる話題ばかりです。

朝日新聞書評 ライター・武田砂鉄氏
「同調圧力なんて関係ない」
本書について、ネット書店のレビューをのぞくと「一冊全て宝くじが当たった人の話かと思ったら、最初の数ページだけでがっかり」との低評価が……

経済評論家・森永卓郎氏
「これはショートショートで読む人生訓だ」
最初にタイトルを見たとき、この本は1億円を当てた人を何人も追いかけたドキュメンタリーだと思った。しかし、そうではなかった。宝くじに当たった人の話は、23あるテーマの冒頭を飾る一編に過ぎない。

モノマガジン書評
「これは『人間名画劇場』で上演された23の短編作品だ」
「そりゃ、宝くじで一発宛てた複数人に取材し、それぞれの身におきたあれこれ、人生の行く末。幸せもあれば不幸もある。人生いろいろレポートでしょう」と思いますよね。でも違う……

Amazonレビューの評価はまちまち。

これは予想できます。読む人の立場で、どうとでもとれる本だからです。

Amazonレビューの評価

終わりに

いや〜、買わなくてよかった!
でも、読みたい人のためにリンクしておきますね。

【宝くじで1億円当たった人の末路】(Amazonリンク)