週刊現代(2021.01.15)

コロナに感染すると、どんな人が死ぬの?

2021年は年始から、コロナ禍が全国を席巻しています。
緊急事態宣言も1月7日、まずは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に発令されました。期間は、2021年1月8日~2月7日まで。そして1月13日には、大阪府、栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、兵庫県及び福岡県も含まれました。

1月16日現在の状況では、もう全国が緊急事態宣言下にあると思います。また、2月7日よりさらに延期されると感じます。

ところで、われら高齢者にとって一番知りたいのは、次のことです。

どんな持病があると死ぬ確率が高いのか!

それに答えてくれる記事が、週刊現代(1/15発刊)に出ていました。

コロナで死んだ人4,000人の持病と既往症

以下、週刊現代(1/15発刊)より抜粋。

具体的にどんな病気や既往症を持っている人が、コロナで死ぬ可能性が高いのか。
そしてどのような人が、コロナに特に注意すべきなのか。

最新の統計データでようやくわかった真実を見ていこう。

持病・既往症によって、命を落とす危険度は違う

腎機能障害
重症者のうちの実に44%(25人中11人)が死亡している。
「人工透析の患者さんは免疫機能が低下しています。ウイルスが入ってきた場合、そのまま増殖し重症肺炎となってしまうのです」(浜松医療センターの医師・矢野邦夫氏)
意外な結果となったのは、この後の順位だ。心疾患を抱えるコロナ患者となった。重症者121人中49人が死亡した(40.5%)。そしてその次の3位は脳血管障害で、こちらは重症者114人中45人が死亡している(39.5%)。一方、慢性肺疾患の人は、102人中31人が死亡してはいるものの、割合にすれば30.4%に留まっている。

なぜ肺より心臓か

コロナは肺の病気であるにもかかわらず、なんと、心臓や脳の血管の持病がある人のほうが命を落としやすいというデータが出たのだ。
いったいなぜなのか。
東邦大学医学部名誉教授の東丸貴信氏が答える。
「新型コロナ感染症は、単なる上気道炎や肺炎ではないからです。コロナの正体は、毛細血管を含む全身の血管に障害を引き起こす『血管病』なのです」

最新の研究によれば、新型コロナは肺から血管に侵入し、血管の内側の細胞(内皮細胞)を攻撃することが判明している。内皮細胞は血が固まるのを防ぐ役割を果たしている。そのため、コロナによって破壊されると、血管中に血液の塊ができ始めてしまう。これが「血栓」だ。

サイトカイン

免疫細胞はウイルスを攻撃する際に「サイトカイン」と呼ばれるたんぱく質を分泌する。このサイトカインには他の免疫細胞を活性化する効果があるが、過剰に生産されると免疫細胞が暴走し、正常な細胞まで破壊してしまう。

サイトカインは血流に乗って他の臓器にも移動し、全身で血液凝固作用を高める。
毛細血管から大動脈などの太い血管まで、身体中のあちこちで血栓ができていくことになるのだ。東北大学加齢医学研究所教授の堀内久徳氏が厚労省の研究班や日本血栓止血学会・動脈硬化学会の合同チームのメンバーとして行った調査でも、コロナが血栓を作ることが裏刊けられている。全国399の病院にアンケートをして、約6,000人分の患者データを解析した。

「結果、60人に1人に当たる105人が血栓症を発症していました。人工呼吸器や人工心肺装置ECMO(エクモ)で治療中の重症患者に絞れば、なんと約13.2%が血栓症でした」(堀内氏)
では、血栓ができると何が起きるのか。
大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授の石蔵文信氏が語る。
「足の血管で血栓が詰まれば、赤く腫れる程度の症状で済みます。しかし、脳の血管が詰まれば脳梗塞、心臓の血管が詰まれば心筋梗塞が発生することになります」

終わりに

志村けんさん(70)は一日60本を吸うヘビースモーカーで、既往症として肺気腫になっています。
羽田雄一参議院議員(53)の持病は、糖尿病、高脂血症、そして高血圧。
力士・勝武士(28)は若いのに糖尿病。
岡江久美子さん(63)は、乳がんで放射線治療をしていました。

高齢者がかかりやすい病気、というより
1位・腎機能障害、2位・心疾患、3位・脳血管障害、4位・慢性肺疾患、5位・がんを避けるべく

いかに健康を維持し、血管と血液を若く保つか!

が当たり前ですが重要。そして、6位・糖尿病は特に気を付けたい慢性病だと思います。