©️Number(20200716発売)
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〈備えあれば、憂いなし〉の本当の意味!
2020年7月16日発売の『Number』は、面白い。
人生訓と言ってはありふれた表現になってしまうが、いつも手元においておきたいと思う。
心が折れそうな時、今何をするべきなのか、考えるに良い気づきになります。
備えあれば、憂いなし
このことわざの本当の意味を、ラグビー日本代表〈笑わない男〉稲垣啓太が語ってくれます。
以下、『Number』より抜粋します。
稲垣啓太の絶対的自信の作り方
稲垣啓太の不動のブロックの不動のメンタル論
近藤篤=文
稲垣啓太には自分が理想とする男のイメージがあり、あくまでもそのイメージに自分を落とし込んでいく。どんな質問を投げかけても、彼はまるで試合中に組むスクラムと同じように揺らぐことがない。
客烈的に見れば明らかにさらに上のレベル、肉休的にも技術的にも優れている相手と対詩することもあるじゃないですか。そういう時、ある種の不安とか怖さみたいなものは感じたりしないんですか?
「まったくないですね」
また即答だった。昔からずっとそう?
「高校の頃から、相手が怖いと思ったことは一度もないです。相手を打ちのめすために準備Lて、自分の中で備えて、蓄えて、グラウンドに立ってるわけですから。あとはもう、やるだけですよ」
それでもコテンパンにやられることもあるじゃないですか。
「結果的に試合で負けることもありますけど、そしたら自分の準備が足りなかったんだな、と。
次の機会に相手を打ちのめすまで、また準備して、鍛えて、蓄えて、を繰り返すだけです。もう、負けたらクソみたいな気分ですけどね。でもそれは落ち込むとかじゃなくて、腹が立つって感じなんです。そこからすぐに、いったい何が足りなかったのか?と冷静に考え始めるんです。つまり、いいことがあっても大喜びせず、結果が出なかった時でも落ち込まず、そうやってひたすら成長を繰り返してきたわけですよね。
試合では当然プレッシャーもかかるし、予期せぬアクシデントも起こる中、それまで積み上げてきたものを100%出せるかどうか。それは間違いなくメンタリティの部分が大きく作用すると思います。僕は自分がやってきたことに絶対の白信を持っているから、今まで積み上げてきたものをすべて発揮できる白信もあるんですけど、そうじゃない人たちもいますよね」
そこの差は何ですか?
「場数、特にくぐり抜けてきた修羅場ですかね。僕は本当に無駄なことをたくさん経験してきました。いわゆる根性練、これ絶対意味ないだろ?みたいな馬鹿げた練習です。それと同じくらい、高度な理論に基づいたトレーニングも積み重ねてきました。そのどちらも一周すると、全部役に立つんです。ただし、メンタルにしても肉体にしても、トレーニングの成果を実践で試す場面を何度も経験しないと、本当の意味で自信の上積みはできないと思います」
つまるところ、誰よりも経験して、誰よりもトレーニングして、誰よりも吐きそうになった人が、誰よりも強靭なメンタリティに近づくと?
「それが最短ルートかはわからないですけど、まあ、近道ではあると思います。でも、個人的にはそういうメンタル云々とかいうところから自分を切り離した感はあります。さっきも言いましたけど、モチベーションなんて関係ない、来たるべきその時に向けて今やっている行動だけがすべてなんだ、ということに最近気ついてしまいましたから」
4月、新しいプロジェクトのために、約35,000円の資料を購入
何かいいかなんて考えている暇はない、というか散々ここ数年試行錯誤してきました。
だから今はやるしかない!
成果が出るかどうか、なんて考えてもしょうがない。そもそも始めなければ、成果は出ない!
そう、考えても仕方がないから、自分がこれと決めた資料に約35,000円かけました。
だから今はやるしかない!それも、楽しんでやること。
好きこそ物の上手なれ!作業が苦になっているようではやめた方がいい。