コロナウイルスにはアオサ

(『週刊新潮』2020.02.27発売による)

コロナウイルス対策「アオサ」3日後にはウイルス量は半減!

WHOによる「18カ月以内にワクチンを準備する」との発表に、遅いよ!と突っ込みを入れた向きも少なくなかったはず。予防が可能になるまで1年半……。絶望的な気分になった方に朗報である。

あるいは治療薬として抗HIV薬や抗インフルエンザ薬の名が挙がったが、まだ治験の段階。しかし、日本人にとって身近な食材に強力な防御パワーがあるとしたら——。

『アオサ』に多く含まれる、ラムナン硫酸

「『アオサ』に多く含まれる、ラムナン硫酸という成分をウイルスに感染したマウスに与えたところ、3日後にはウイルス量は半減。抗体も1週間で1.5倍、2週問で2.3倍に増殖するという結果が出ました」
と語るのは、中部大学・生命健康科学部の河原敏男教授である。ありふれた海藻の効果だけに、傾聴に値すると言えよう。

「この研究が始まったのは、10年も前の話です」
と河原教授が続ける。
「海藻やキノコ、納豆など古くから健康食品と言われてきた食材が各種ウイルスに対し、どのような効果があるのかを研究してきたんです。この膨大な実験の中で、アオサの効果が浮かび上がってきました」
それが前出の実験結果だ。より正確に言えば、対象のウイルスはA型インフルエンザウイルス。RNAとエンベロープと呼ばれる「ウイルスの表面を覆う膜」とを持つ点で、コロナウイルスと共通している。よって、
「今回の新型コロナウイルスにも効果的であると予想できるのです」(同)

教授によれば、ラムナン硫酸は、こうした型を持つウイルスの表面にあるたんぱく質を破壊する「殺ウイルス活性」を持ち、感染を予防する。また、
「免疫細胞を刺激し、抗体を多く作らしめる。それによってウイルスの増殖も抑えることが出来るのです」
つまり、ウイルスが体内に入ったとしても、「増やさず、減らす」効果を持つというワケなのだ。そして、「ラムナン硫酸を含む食材は稀で、スピルリナという藻にも含まれていますが、アオサの量とは比べ物にならない。サプリなどもありませんから、食事の時にアオサから取るのがもっともお勧め。調理によって減少することもありませんし」

コロナウイルス対策には、1日アオサ3〜6グラム

マウスに投与して効果が出た量から逆算すると、人間の場合、ラムナン硫酸を1日300クり摂取することが望まれるとか。これは、
「市販のアオサで3〜6グラムに当たります」(共同研究を行う、「江南化工」社の担当者)

オサを具にした味噌汁にしておよそ2杯分といつたところか。灯台下暗し。これだけで予防になるのだとしたら実に驚きの研究と言える。

アオサ25g25g 168円(税抜き)

終わりに

1日3〜6gだと、アオサの量を多く取る必要があります。ラムナン硫酸だけ抽出できればいいのですが!