※本ページにはプロモーションが含まれています。

脂肪肝を防げ!©️『週刊新潮』10/20号

脂肪肝「37%の壁」って知っていますか?【今日の立ち読み】

「脂肪肝」という言葉をひさびさに見ました。死語になっているかのように、最近の新聞では「脂肪肝」とい言葉は見ていません。週刊誌でも、健康関連の雑誌なら出ているのかも知れませんが、一般誌では見なくなりました。

だからといって「脂肪肝」を軽々しく考えているわけではありません。肝臓は脳や心臓とともに重要な臓器です。

脂肪肝「37%の壁」「スポーツドリンク500mlには、シュガー300mg!」など、結構知らなかったことが多く書かれていました。『週刊新潮』10/20号を一読することをおすすめします。

皮下脂肪より内臓脂肪のほうが先に落ちる

「痩せてきたな〜」と見えるには、体脂肪率37%以下になってからです。

「あなた、見た目は何も変わっていないわよ」と、奥様に言われても、こう説明してください。
「今は内臓脂肪が減っている状態で、体脂肪率37%以下になれば皮下脂肪が減り、痩せてくるから」と。

食事制限や運動をしていても、体脂肪率37%以下にならなければ皮下脂肪は減ってきません。外見上は減量の結果が表れず、自分や他人にも「ビフォア・アフター」が分かりにくいのです。

がんばって、体脂肪率37%の壁を乗りこえれば、見た目にもあなたの努力が確実に目に見えてきます。

定期健診の中性脂肪の値が高い!

定期健診で中性脂肪の値が高いと診断されたら、ふつうは脂っぽいものを止めようとします。

しかし、ご注意ください。実際には白米やパン、飲み物に含まれている糖質を減らすべきなのです。特に砂糖が含まれる飲料水(乳酸菌飲料、野菜ジュース)を減らします。大量の果糖ブドウ糖液が含まれているからです。

また注意したいのが、肝臓にダメージを与える食品添加物が多く入っているハムやベーコン。同じようにポリファーマシー(多剤服用)の方やサプリメントを多く摂っている方も要注意です。

また、ダイエットのために、脂肪を落とすだけでなく筋肉を落としてはいけません。筋肉を増やすには、タンパク質をプラスすることが重要です。

脂肪肝を改善する体重減の目安

  • 体重の7%以上を減量すれば、肝細胞から脂肪が減少する
  • 体重の10%以上を減量すれば、肝細胞を硬くする肝細胞の線維化も改善

例えば、体重80kgの人が、5.6kgの原料で脂肪肝が改善し、8kgの減量で線維化した細胞も回復することになります。

【ご注意】スポーツドリンク500mlには、シュガー300mg!

300mgというと、コーヒーや紅茶に入れる1本3mgのスティックシュガーが10本です。驚きの砂糖量です。ですから、ダイエットのために運動をし汗を流した後、スポーツドリンクを気分よく飲むことは、運動したことにはならないのです。

でも、驚きの砂糖量なので、本当かどうか疑問だったので調べてみました。こんなにも砂糖が入っているなんて、要注意です。

市販の清涼飲料水に含まれている糖分

市販の清涼飲料水に含まれている糖分

参考サイト

尾形哲(おがた さとし)肝臓外科医
1970年生まれ。日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本肝臓学会専門医。神戸大学医学部医学科卒業、同医学部大学院博士課程修了。2003年、フランス政府給費留学生としてパリ大学付属ボジョン病院に臨床留学。多くの肝移植手術を経験する。2022年8月、『ダイェットも健康も肝臓こそすべて』(新星出版社)を出版。