2年前の不祥事から、桃田世界選手権「金」へ。
2016年4月「闇カジノ」の不祥事から無期限の試合出場停止処分を受けた桃田選手。その年のリオデジャネイロ五輪には出場停止になり、期待されたメダルを逃しました。
その後、桃田選手は奉仕活動、自主トレに励みます。その結果、奉仕活動は彼の人間性を成長させ、ランニングと腹筋はフィジカルを強くしたと元バトミントン選手陣内貴美子さんは指摘しています。
「色々な方に色々な意見を聞き、人としてすごく成長できた期間だった」
と、桃田選手。
気力的にも体力的にも疲れを知らず、決勝では中国選手の攻撃を拾い続け、角度をつけた緩い球や的確なスマッシュをきめ、相手選手にこう言わしめました
「なかなか得点できず、チャンスも見つからなかった」
不祥事の前の桃田選手は、フィジカルの強さを作ったランニングと腹筋は大嫌いだったと言いますから、何が幸いするかわかりません。
また、香川県出身である桃田選手は中学と高校時代を福島県で過ごしたことから、福島県を第二の故郷と思っていて、震災後「裏切り者!」と罵られることを覚悟で、福島県の奉仕活動におもむきました。
福島の人たちは彼の予想に反し、温かく迎え入れ、大変な人気だったと言います。
桃田選手のコメント
「自分をサポートしてくれた皆さんに恩返ししようと思って試合にのぞんでいる。その感謝の気持ちが今の自分の勝因かなと思う」
「今の自分は、パフォーマンスが戻っているというより、過去の自分を超えて進化している最中だと思う。これからのバトミントン人生において、世界チャンピオンになれたのはすごく自信になった」
「これからも周囲の方々への感謝を忘れず、もっとレベルアップしたい」
「闇カジノ」の不祥事は、彼をフィジカル的にも人間的にも大きくしました。まだ23歳の若さです。どこまで、強くなるのか想像もつきません。
65歳をすぎると、肉体的に続く逆境!
このことをニュースで聞いて、逆境の対処の仕方に気づきました。
人間が年を取って老いていくことは、ある意味、肉体的には逆境に向かっているのと同じです。
しかし、この肉体の逆境の中で、今の自分には何ができるのか?
コツコツとできることをしていかなければなりません。しなければ、どんどん肉体は逆境の中に落ち込み、身動き取れなくなるだけです。しかも、進化はもはや期待できず、良くても維持するのが限度。精神がいかに大切になるか、理解しなければなりません。
終わりに
65歳をすぎると、肉体的に不具合になるところが増えてきます。だから、これからは肉体に不安感が付きまとってきます。
気分転換し、精神的に余裕を作り、ストレッチを毎日欠かさず実行するしかありません。良くても維持、悪ければ底なし。面白いじゃないか!と精神力で乗り越えます。