妙義山の白雲山の「大」の字
〈主祭神〉日本武尊と豊受大神
〈御神徳〉開運厄除、商売繁盛、学業児童、縁結び
妙義山は、左から金鶏山、金洞山、(写真の)白雲山からなっています。遠くからでも白雲山の中腹にある「大」の文字がはっきり読めます。これは、江戸時代、妙義神社の妙義大権現を省略し「大」とし、妙義神社にお参りできない参拝者が遠くからでもお参りできるようにしたといわれています。
妙義神社のシダレ桜は4月が見頃
3月24日現在はまだ咲いてはいませんでしたが、右にある樹齢200年のシダレ桜が満開の頃には素晴らしい眺めで参拝者を迎えてくれますね。ぜひ、この桜の満開の時再訪したいが、もうちょっと無理かな〜、残念!
国指定重要文化財の総門。神社では珍しい仁王像が守っています。
妙義神社の165段の階段はNHKの撮影にも
この階段はNHK大河ドラマ「義経」で、牛若丸が預けられる鞍馬山の撮影が行われた場所としても有名になりました。165段あるのはいいのですが、急勾配ですので登るのがかなりきつかったです。2、3日たってもまだ回復しません。あ〜歳のせいか。
かつて、この石段の横に御神木があり、倒木の恐れがあり伐採されたといいます。上の写真の左を見ると、伐採後の切り株からその御神木の大きさが想像されます。
登りきったところに隋神門があります。守っているのは仁王様ではなく、神社ならではの武者姿の櫛石窓神(くしいわまどのかみ)と豊石窓神(とよいわまどのかみ)だと思います。
総門の左横上に唐門があります。唐門を入ると、本殿・幣殿・拝殿になります。本殿の裏手には小さな天狗社もありました。こ飾りが多い妙義神社は、まるでお神輿を大きくしたような姿で佇んでいます。
彫刻満載の妙義神社・拝殿と本殿の壁
拝殿には、金色の上り龍と下り龍が対をなして参拝者を見下ろしています。また、本殿の周りの壁には、日光東照宮の彫刻師がここに来て彫りあげたと伝えられるようにその優美な彫刻がいっぱいです。
脇障子には、竹林の七賢人がいます。中国の晋の時代、世の中のわずらわしさを避けて、隠者七人が竹林に集まり、清談にふけった故事によります。
【妙義神社】
終わりに
妙義神社に訪れるなら、しだれ桜が咲く4月が良いと思います。