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歯周病の記事©️『週刊ポスト』9/30号より

怖くて読めなかった記事!「あなた、歯周病ですよ」

怖くて、一週間以上も読めなかった記事です。なぜなら、数ヶ月前に何気なく歯磨きしている時、気づいてしまったことがあるからです。

それは、歯茎と歯の一部にまたがって穴があいていたのです。いつもの歯磨き時には気がついていませんで下が、たまたま唇を裏返して「何、これ!」と唖然としました。なんとなく歯周病かなとは思ってはいたのです。

また「30・50・70歳になる方へ」という1回無料の歯科『受診券』が、市の健康推進課よりハガキが来ていましたので、歯に関してはある程度は意識していました。

そんなこともあり、『週刊ポスト』の表紙「あなた、歯周病ですよ」を見てドキッとしました。読まなくては、歯周病の実態を知らなければと思っていたのです。が、知りたくないということと同時に歯の治療費のことも頭をよぎりました。高いのではないか、と。

でも、歯周病にはどんなリスクがあるか、読まなければと読んでみたのです。

歯周病が起こす数々のリスク

自覚症状なしで骨が壊される!
脳卒中、心筋梗塞、肺炎、認知症とも重大な関連が!

  1. 虚血性心疾患や脳梗塞は、歯周病だと1.5〜2.8倍もなりやすい!
  2. 歯周病菌が歯茎に侵入→(炎症物質)→血糖のコントロールを行うインスリンの働きを妨げる→糖尿病
  3. 歯周病菌→アミロイドβの産生や蓄積を促進→アルツハイマー型認知症

ここで怖くなったのが、歯周病菌は血管の中に入るってことです。

歯周病チェックリストと進行

歯周病チェックリスト©️『週刊ポスト』

歯周病の2つの段階©️『週刊ポスト』

  1. 歯周病の初期段階は、自覚症状がほとんどありません。「沈黙の病気」と言われている歯周病、気づいていないだけ。
  2. 1mgのプラークに1億を超える微生物が。歯と歯茎の間にプラークがたまると、歯周病菌が歯茎に炎症を起こす。
  3. 健康な歯と歯茎の間には「歯肉溝」という1〜2mm程度の溝がありますが、炎症によって歯茎が腫れると溝が深くなっていく「屍肉ポケット」が形成、初期の歯肉炎→歯周炎→歯が抜ける

歯周病「検査と治療」の手順

※以下は専門的なことなので『週間ポスト』の記事を多く抜粋しています。興味を持った方はぜひ『週間ポスト』を手に入れてください。

まずはプロービング

プローブという先端が直径約0.5mmの細い針のような器具を歯と歯茎の間(歯周ポケット)に入れて、出血を確認する(深さも確認)→出血があればプラーク(細菌の塊)=炎症のサインです。

次にレントゲン検査で、歯の周りの骨をチェック

表面的な「プラークコントロール」だけでは症状の改善が困難で、歯周病の進行は止められません。
「歯周炎の治療では、歯周ポケット内(歯肉縁下)に器具を入れて歯の表面にSRPと呼ばれる治療を行い、プラークや歯石を除去します」
SRPとは、歯周炎の基本治療となる非外科処置
「細い針のょうなスケーラーで歯面から歯石を取る『スケーリング(SC)』と、歯石が付着していた歯根部分を滑らかにする『ルートプレーニング(RP)』という処置を同時に行う治療です。この時、歯面に付着したプラークも同時に除去します」
この治療では検査用のプローブよりも太く刃先のついた器具を用いるため、痛みが伴いやすい。

SRPでダメなら外科処置

歯周組織再生療法:歯を支えている骨などの歯周組織が失われてしまったケースでは、

  1. 世界的なエムドゲイン自費診療なので5万〜20万円
  2. 日本で開発されたリグロス:17年から保険適用となり約8000円の医療費負担
    (どう違うのか分かりませんが、こちらを選択するしかなさそうです)

何より大事なことは「治療後のセルフケア」にある。
治療により歯の隙間が開けば歯列矯正が必要になり、抜歯後にはスペースを補う義歯やブリッジ、インプラントなどの補綴(ほてつ)治療が必要になることもあります。

歯周病にならない「歯の磨き方」

歯ブラシは「グー」で握るな

歯ブラシは「グー」で握るな!

プロが教えるセルフケアの鉄則

「歯ブラシの柄はグーの手で握りしめず"ベングリッブ"とします。力任せにゴシゴシこするのは避けて、歯と歯茎の境目にブラシをあて、小刻みに動かします。その際、前歯は2〜3本、奥歯は1〜2本ごとに磨きます。境目を磨いたら、歯の表面の汚れを落とします。磨き残しがないように、順番を決めて動かすと良いでしょう」

健康であれば、歯ブラシを歯と歯茎に向けて垂直にあてる「スクラビング法」でよいといいます。

「45度に傾けるバス法は歯周ポケットにより深く入るため、優しく行う必要があります。バス法で力を入れると歯茎に負担をかけ、歯茎が下がる恐れがあります」

「歯ブラシはストレートで、ヘッドは大きすぎないものが奥歯に入りやすく使いやすいでしょう。毛の硬さはふつうかソフトタイプがおすすめです。

また、電動歯ブラシは回転数・振動数の多い音波式がおすすめですが"磨いた気になる""動かしすぎてしまう"など使い方のミスも目立ちます。自己流で使うと、歯茎に負担をかけることもあるので要注意です」

市販の歯磨きペーストには「歯周病予防」などを謳う製品がありますが、注意が必要です。
「着色汚れの予防などで表面を磨くためには有効ですが、歯茎との境目をたっぷりの研磨剤でゴシゴシこすると、歯茎を傷めかねません。付けるなら、表面を磨くときに、極力少なく使いましょう」

【今日の立ち読み】終わりに

歯周病が起こす数々のリスクが一応ですが、認識できました、

  1. 虚血性心疾患や脳梗塞は、歯周病だと1.5〜2.8倍もなりやすい!
  2. 歯周病菌が歯茎に侵入→(炎症物質)→血糖のコントロールを行うインスリンの働きを妨げる→糖尿病
  3. 歯周病菌→アミロイドβの産生や蓄積を促進→アルツハイマー型認知症

この中で一番怖いのが、1.です。
糖尿病やアルツハイマー型認知症は、いきなり死ぬ可能性は低いですが、性心疾患脳梗塞は起こった場所に誰もいなければ、死ぬ確率は高くなりますから。ひとりで寝ている時も怖いですね。