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やってはいけない歯科治療② 19項目+アルファ©️『週刊ポスト』9/30号より

今歯医者さんに行くかどうか迷っている方は、ぜひここにまとめた19項目の間違いに目を通してみてください。必ず「読んでおいてよかった!」と思える項目か数個はあると思います。たったの3分が、あなたの歯科医選びに多いに役立つことでしょう。

そして、よかったと思える方は、ぜひ『週刊ポスト』9/30日号を手にとってみてください。以下は3ページ分の情報をコンパクトにまとめたものです。

実はよくない痛くない検査は"見逃しの温床"

間違い①高価な歯磨き(ペースト)を買う
【理由】歯周ポケット内のプラークや歯石はセルフケアでは除去できません。

間違い②痛くない検査
プロービング検査を患者が痛がらない程度にして、正確な診断をしない。
【理由】患者のクレーム対策と通院しなくなる患者の減少を考えている、利益目的か?

間違い③毎日の口腔ケアは自己流ではOK?
【理由】歯磨き一辺倒では、デンタルフロスや歯間ブラシを正しく使えない人が多い。また、歯科医院の診療時間には限りがあり、十分な指導ができない。プラークは歯の表面に付着しているので、デンタルフロスは歯間を通すのではなく、歯の側面にぴったり沿わせて。歯肉まで軽くいれる。

間違い④歯周病治療は抗菌薬で治る?
【理由】アジスロマイシンという抗菌薬は一時的で、「根治薬」ではない。継続投与は薬剤耐性(AMR)になり効かなくなります。

間違い⑤除菌水で歯周病が治る?
【理由】インターネットの宣伝には要注意。例えば、
「口腔機能水で歯周病や虫歯の原因菌を瞬時に除菌し、1日でほとんど治すことができます。あとは口腔機能水で毎日うがいをすればOK」は、科学的な根拠が十分ではありません。
口腔機能水=次亜塩素酸と炭酸水素ナトリウムが含まれた電解水

間違い⑥アルコール、うがい薬、塩マッサージで治る?
【理由】全て間違い。

【虫歯治療とレジン】レジンを使わずに銀歯にこだわるのは時代遅れ

間違い⑦虫歯治療の基本はやっぱり銀歯?
【理由】昭和の時代? 限定的な虫歯なら、たいていレジンで治療できます。銀歯は「予防拡大」として、隣の歯まで削ってしまいます。

間違い⑧レジンで治療しても、すぐダメになる?
【理由】レジンの場合はしっかり光を当てて、接着の基本が大切(技術的な問題)。ジルコニアやセラミックは硬すぎる?ので、要注意。

間違い⑨塗るだけで虫歯が治る治療法?
【理由】虫歯の穴に詰めて虫歯菌を死滅させ、石灰化を促すドッグベストセメントの成功例は90%以上、といいますが、トラブルが多いそうです。また、自費診療で未承認です。

間違い⑩保険診療のクラウン(被せ物)は、2年間再治療できない?
【理由】「待っていただくか、自費診療で……」という歯科医は悪質!
保険診療のクラウンやブリッジ治療の場合、歯科医が「補綴(ほてん)物維持管理料」をつけます。2年間に再治療が必要になった場合、歯科医が費用を全額負担する「保証料」です。

間違い⑪保険で白いクラウン治療はできない?
【理由】CAD/CAM冠(レジンとセラミックのハイブリッド素材)なら、自費診療(10〜15万)のセラミッククラウンの1/10以下で可能。天然歯と同じような外見がうれしいですが、歯を削る量が多めなのは欠点。

【インプラント】技術格差が大きい!

間違い⑫手術をすればインプラント治療は完了か?
【理由】違います。インプラント治療の前に、歯周病治療を受けます。また定期的な専門歯科のケアが必要になります。インプラント周囲炎になる場合もあります。ですから、「歯周病で抜歯後、すぐインプラント手術ができる」と言う歯科医には要注意。

間違い⑬サービスでインプラントを入れてくれる親切な歯科医?
【理由】患者のインプラントの同意を得ないで、インプラントを行う歯科医には要注意!

間違い⑭インプラント治療は安全になった?
【理由】歯科医の技術や経験には大きな差があるのが現実。しかもインプラントは自由診療なので、厚生省の規制が届きにくい。後遺症をはじめトラブルが多いのが現実。

【歯科医選び】ネット検索は要注意

間違い⑮マスコミに登場する歯科医は名医?
【理由】臨床医としての評価は、まったく関係ありません。

間違い⑯ネット検索の上位が優れた歯科医院?
【理由】ページの上から「5番目までは広告」ですので注意。「広告」の表示が小さく出ています。多額の広告費がかかっていまので、広告費を治療費に乗せているかもしれません。

間違い⑰インプラント手術数が多いと腕がいい?
【理由】年間〇〇〇件!これも要注意。口腔ケアもしっかりケアできるところを選んでください。

間違い⑱痛くない、早い、安いが良い?
【理由】「痛み」治療では、安易に神経を除去するかもしれません。「安い」には基準がない?「歯科治療の質は時間と比例」が鉄則になります。

間違い⑲マイクロスコープがあれば安心?
【理由】マイクロスコープとは歯科用顕微鏡のこと。根管の中まで見えるので、精度の高い治療が可能になったのは確かですか、使いこなしているかは、どの分野でも同じことでなんともいえません。

【一口メモ】ラバーダムって知っていますか?

治療する歯だけをラバーシートで覆って、唾液で治療部分が濡れるのを防ぎます。精度の高い歯科医かどうかの一つ目安になります。

【今日の立ち読み】終わりに

歯医者さんに通ったのはもう50年も前のことで、昭和の銀歯が全盛でした。今は銀歯の代わりに「レジン」を使ったり、インプラントで埋め込んだり、歯科診療はいろいろあるので勉強になりました。

また、歯の治療はどこまでが保険適用で、どこからが自費治療になるかしっかり知ることが重要です。それでなくても歯の治療費は高いと思いますので。

みなさんも、歯の治療の現実を調べられて、ひどい歯医者にかからないようご注意ください。