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『99.9-Ⅱ』尾崎舞子、脚本が杓子定規?
【前シーズンのヒロイン榮倉奈々との違いとは? 木村文乃、『99.9』ヒロイン抜擢の背景を探る】
上の記事を1つリンクしましたのは、今回書いた内容が全く違っているからです。
『99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ』6回見てきて思うのは、尾崎舞子(木村文乃)が薄っぺらな人間としか思えない。
尾崎舞子は杓子定規にしか、ものごとを見ないのか? なんで、こんなんで裁判官になれたのか!
かつて、弟の悪い友人を判で押したような判決を下して、弟が恨まれる原因を作る。そして、弟がでっちあげられる冤罪の事件で、表面的な事実からすぐ「示談」にし、賠償金まで払って弟に嫌われる。
警察から上がってくる捜査内容をそのまま何の疑いもなく信じて判決するだけなら、元裁判官の設定には無理がある。
腹話術の趣味だって、とって付けたような感じ。両手の指でカエルを作り、自分を慰めるようなつぶやき、こんなんで元裁判官?
そういうドラマだから、いいじゃない!?
で、済ませればいいの…。なんか『99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ』自体がパターン化している。どんでん返しのためのどんでん返し。もう少し内容のあるストーリーにしてほしい。
木村文乃って、最近はこんなに演技ばっかり
NHK『精霊の守り人』の新ヨゴ国の帝(藤原竜也)の二ノ妃でも、深みがない単調な役であった。『神の舌を持つ男』の主人公・蘭丸(向井理)の追っかけ甕棺墓 光(かめんぼ ひかる)の役も単調で深みがなかった。役柄なのはわかっていますが、もっと深みのある役、木村文乃しかできない役を期待したいですね。
『行くぜ、東北』の木村文乃は良かったな〜
今はもう出ていないが『木村文乃 CM JR東日本 行くぜ、東北』はよかったな。松岡茉優もいいが、このCMでは、断然木村文乃がよかった。特に、『帰しませんよ〜、朝まで〜』のシーンが印象深い。
スルメをかじって、防波堤に仰向けに寝転がっている木村文乃に、
酒を囲んだ漁師のおっさんたちの呼び声
「こっちゃこい〜」
に答えて、仰向けからうつ伏せに回転し、人差し指を指して
「呼んじゃいました。帰しませんよ〜、朝まで〜」
と、旅行カバンを股に挟んで歩く姿がなんともよかった。
終わりに
もっと、尾崎舞子の役を深く掘り下げてほしい。できれば、『CM JR東日本 行くぜ、東北』の木村文乃キャラが弟の事件で地獄に落ち、そこから這いずりながら成長したお姉さん像なんてどうか。
【追記】4日今夜の「敏腕弁護士逮捕!遂に裁判所と全面対決」は、最低でした。対決のためのシナリオありきで、単調でドラマらしさが全然ない。もはや、刑事裁判でもないし、警察は捜査しないし、弁護士が捜査している。そもそも、最初から犯人は見当がついてしまった。
また、単なるダジャレのためのダジャレも多いし、遂に完全に喜劇になってしまった。『99.9-刑事専門弁護士- シーズン1』はどこへ行ってしまったのか?