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仏教の日2020年3月22日・読売新聞朝刊(広告)

この広告には、[設計]株式会社 大屋設計/[施工]株式会社 大林組/[施工]飛島建設株式会社の3社が名を連ねています。協賛金もかなり出しているかと思います。全国紙見開き2ページですから、。

(以下は、2019年4月投稿)

「仏教」自体に総本山があったのかと考えてしまいました。仏教って、今まで各宗派によって違うもので、この「念佛宗 総本山 無量壽寺」のお寺の名前を聞いた事もありませんでした。

そんな「無量壽寺」「仏教の日」(これまた初耳でした)4月8日にお釈迦様の生誕祭を何やら開催するという告示。それも1つの宗教団体が、新聞全国紙15段の1ページ広告を使ってです。

2019年のある新聞掲載料では、全国紙15段の掲載料は、47,910,000円と出ていました。5千万円に近い掲載料です。1紙だけ約五千万円。朝日新聞、毎日新聞、東京新聞各紙にも出していたら、1億円は軽く突破してしまいます。

新聞朝刊15段広告2019年3月7日・・読売新聞朝刊(広告)

「仏教の日」全世界五大陸47ヶ国でお祝い

六牙の像に乗られた お釈迦様が
世界各国でお祀りされ、
皆が心を一つにし、
世界の平和と人類の幸せを願って
感謝と共に合掌。

【六牙の像】釈迦が六つの牙を持つ白象に乗って生母摩耶夫人の母胎に入ったという伝承から。

「仏教の日」という言葉が初耳だった理由

私は小・中学生の頃、ある仏教の団体に入っていました。しかし、中学生3年の時、あまりに「功徳ある、功徳がある、功徳があるから」という俗物団体であったのに嫌気がさして辞めてしまいました。だから、しばらくは仏教から離れていましたので「仏教の日」と「念佛宗」という宗派を知らずにいました。

また、「仏教の日」は、2014年から起こったお祀りだったんです!
だから、知らなかったのも無理はありません。

(ウィキペディアによると)
仏教の日
(ぶっきょうのひ)は、世界五大陸47ヶ国において、釈迦(ゴータマ・シッダッタ)の生誕を祝う仏教行事である。釈迦が旧暦4月8日に生誕した伝承に基づいている。
2014年12月に行われた、第6回全世界仏教サミットにおいて、従来は各国で別々に執り行われていた灌仏会(かんぶつえ:釈迦の誕生を祝う仏教行事)について、仏教徒の結束と仏教興隆のために世界共通の日を設けることが提唱され、4月8日を世界共通の日と決議したことに始まる。

「仏教の日」を仕切るのが「念佛宗 総本山 無量壽寺」

念佛宗三寶山無量壽寺

(ウィキペディアによると)

念佛宗 総本山 無量壽寺
兵庫県加東市にある佛教之王堂を総本山とする。また、発祥の地「京・別格本山」は、京都市西京区嵐山山ノ下町22-17にある。
1979年12月19日、京都府知事より宗教法人「無量壽會」として認証された。さらに1992年10月12日、宗教法人「念佛宗三寶山無量壽寺」と教団名の改称を京都府知事より認証(宗教法人法の改正により現在は文化庁の所轄)。同時に宗派として開宗した。

インドのカルカッタに本部を置く国際的仏教団体「インド大菩提会」(1891年設立)のメンバーであり、アジア各地の仏教指導者が一堂に会する「全世界佛教サミット」の運営およびスポンサーとして協力をしている。
世界各国の仏像が各国の仏教最高指導者や王室から奉納されているほか、各国の法王や王室の遺骨の一部が祀られている。

そもそも、念佛宗って何?

念佛宗総本山無量壽寺(念佛宗三寶山無量壽寺)http://muryojyu.com によると、こう説明されていました。

私たちは 何のために生まれたのでしょうか
私たちは 死んだらどこへ行くのでしょうか
真の幸福とは 何でしょうか

これらの問いに対する理を明らかにしたものが仏教です。

【ご本尊】阿弥陀三尊(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩)
※ご本尊は、何とお釈迦様ではありません。
【経 典】一切経(メイン)
(サブ)浄土三部経(無量壽経・観無量壽経・阿弥陀経)、父母恩重経

一切経とは?
『蔵経』『一切経』『三蔵』ともいいいます。大別して3種類になる。原始仏教聖典で、仏陀の説いた教え(経蔵)と戒律(律蔵)、ならびに弟子たちの教法に対する研究(論蔵)を含んでいます。論蔵は紀元前に成立し、経蔵と律蔵はそれより以前に成立していました。

「仏教の日」公式の旗

「仏教の日」旗

左側には、仏教の教えが弘まることを表す法輪と、釈迦が六つの牙を持つ白象に乗って生母摩耶夫人の母胎に入ったという伝承により、白象のイメージを配している。

右側には、国際的に仏教を象徴する旗として認知されている仏旗を配している。

旗のデザインは、2015年4月8日、第一回仏教の日開催にあたり、全世界仏教サミット日本国実行委員会により定められた。

終わりに

それにしても、読売新聞・全国版1紙だけでも約5千万円の広告費を投じて告知するとは、よほどのことでしょう。そんなに、参拝者が訪れるとは思いませんし、何で元を取るのでしょうか。50,000人の人が1日で集まり、1,000円の何かを買わないと5千万円にはなりません。

それが、2020年は見開き全ページです。

今まで、一宗派でこれほどの広告をしたのは、あの「阿含宗」館長の桐山 靖雄(きりやま せいゆう)しか、思い出せません。
「桐山 靖雄」知らないですよね。