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陸王、こはぜ屋「宮沢社長」新聞広告15段

朝刊を広げたら「陸王」宮沢社長が微笑んでいた。

もう、テレビでは見なれてきた顔「陸王」こはぜ社長宮沢紘一。親しみのある人なつっこい顔。私は宝くじの侍・役所広司より、こちらのキャラクターの方が好きです。

それにしても、「役所広司だ」とは、全然思わなかった。「陸王」のこはぜ屋社長として、自然に広告のキャラクターになっています。

それだけ、「陸王」役所広司の演技がいいのであろう。架空の人物をこえて、現実に生きているかのようです。だから、テレビドラマ「陸王」こはぜ屋社長・宮沢紘一の苦悩を知っているなら、この広告のメッセージもすんなり受けとめられます。が……

新聞1ページ全面広告のメッセージ

悩まずに相談。
それが成長の第一歩だ。

「陸王」の完成を信じ、険しい道を走り続けるこはぜ屋。
その姿はどれだけの人に夢を与えるのだろう。

中小企業の挑戦を妨げる多くのトラフルや困難。
「断れない」「仕方がない」とあきらめる前に、まず相談してください。
あなたの行動によって、変えられる未来がある。
品質の高い仕事には適正な対価を。
私たちは、中小企業を全力でサポートします。

———ここまでがメッセージ———

言いたいことはよく分かりますが、
苦悩でどん底の中の人間は、なかなか人には相談できません。

ええかっこしい性格からか?
自分のプライドからか?
無謀なのか?
単なるバカなのか?

相談できれば、そう口に出せさえすれば、誰だって悩みません。
それができないからこそ、悩むのです。
それでも、こういったメッセージは力を与えてくれます。

ところで、どこの会社がこの広告のスポンサー?

下請かけこみ寺

スポンサーは会社ではなく、経済産業省・中小企業庁「下請かけこみ寺」。
「中小企業が抱える取引上のトラブルや消費税の転嫁など、専門の相談員や弁護士が解決に向けてサホートします」とあります。

なかなか、ドラマのクライマックス前と自殺が多くなる年末のグッド・タイミングな広告だと思います。きれいごとでしょ!といった偏屈なことは言いません。

中小企業下請かけこみ寺
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/kakekomi.htm

12月24日「陸王」は最終回

12月24日(日)「陸王」は最終回を迎えます。最後は大団円になるのは分かっていますが、毎回ハラハラドキドキさせてくれます。この作者、池井戸潤の本やドラマは、まるで、ジェットコースターです。以前の『下町ロケット』も同じでした。最後は変なわだかまりもなく、スッキリ終わりにしてくれます。

そういえば、主演の日本テレビ『花咲舞が黙ってない』も池井戸潤原作でした。この作家、展開がホントうまいです。1時間ず〜っと飽きさせません。

池井戸潤「下町ロケット」

『下町ロケット』を読んだ当時の感想
2011年9月に読んだこの小説は、色々な書評に違わず、素晴らしい感動を与えてくれました。次々に起こる困難に対する意表をつく決断、ついついスピードアップして読んでしまいました。最後では、その場にいるような〈熱い思い〉が湧いてきました。

夢や感動を、青臭く語り合いたい。そして、自分品質、自分のプライドを自らに問いました。