※本ページにはプロモーションが含まれています。

昨日、新5000円札の津田梅子さんの写真が左右反対であるとの問題が出てきました。
元になった画像は次の写真です。

もとになった津田梅子の写真

左向きの津田梅子さんの顔を復元するべきです。

もし単純に元の写真を反転したとするなら、デザイナーの私はこれは正すべきだと思います。なぜなら、人間の顔は左右対称ではないからです。
もっとたくさんの資料を集めて、左向きの津田梅子さんの顔を復元するべきです。

新5000円札に使われている津田梅子さんの写真を反転してみました。
見比べてみてください。どこか印象が違いませんか?
私には、右の津田梅子さんの方が意志が強いが内向的なように感じられます。

津田梅子、左右反対の写真

今朝のワイドショーで、ある解説者が言っていました。
「私なんか、雑誌などで反転して使われてもすこしも気にしないけど」
「レベルが違うでしょ!」
と、メインキャスターにたしなめられていました。(笑)

人間の顔は左右対称ではありません。左右反転すると、印象が変わってしまいます。

蛇足ですが、鏡で見ている自分は本当の自分ではありません。

左右反対の津田梅子さん、新札で比べてみると…

津田梅子、新5000円札の写真

お札は、左向きの顔が使用されますが…

お札の人物は右に配置されます。デザイン的には、また人間の目には、左向きにした方が安定して見えます。また、一般的なデザインでは、右下に画像や暗い色を配置した方が安定して見えます。だから、資料の写真を左右反転して使用したのだと思われます。

また、人間は写真の人物の視線の方に注目するのが普通です。ためしに資料通りの写真をお札に配置してみると上のようになります。何か落ち着きませんね。視覚的に右の方に何かがあると思ってしまうからです。
しかし、よく見てください。あなたには、このように右向きにすると、想像する空間に広がりが出ることがわかりますか?

終わりに

デザイナーの目から、津田梅子さんの写真の左右反対の問題について書いてみました。